DDNS機能を追加しました
本記事では、新規追加されたDDNS機能について、その使い方や特徴、従来のDDNSとの違いを詳しく解説します。NullPrivate または AdGuardHome を使用すれば、プライベート動的DNS(DDNS)を簡単に設定でき、ドメイン購入なしで素早く構成可能で、マルチプラットフォームおよび複数の認証方式に対応します。
NullPrivate サービスをすでに所有している場合、DDNS 機能を利用できるようになりました。
概要
NullPrivate は DDNS スクリプトをオープンソース化しました。この動的 DNS(DDNS)は、ドメインを購入することなく、プライベート動的 DNS を手軽にセットアップできる方法を提供することを目的としています。この DDNS スクリプトは nullprivate.com 向けに専用に開発され、NullPrivate のコア機能を活用することでシームレスに利用できます。
利用方法
- NullPrivate がデプロイされ、動作していることを確認してください。
- DNS 書き換えに移動し、DDNS スクリプトをダウンロードします。
- スクリプトを実行します。
Windows
Set-ExecutionPolicy Bypass -Scope Process
./ddns-script.ps1
Linux/macOS
chmod +x ddns-script.sh
./ddns-script.sh
機能の特徴
- 素早く簡単なセットアップ: 数ステップで構成を完了できます。
- NullPrivate を活用した DDNS 機能: NullPrivate のコア機能経由で DDNS を実現します。
- マルチプラットフォーム対応: Windows および Unix 系システムに対応。
- 多様な認証オプション: Cookie(より安全だが期限切れの可能性あり)またはユーザ名/パスワード(持続的だがセキュリティはやや低い)での認証に対応。
従来の DDNS との違い
従来の DDNS と比較して、このプライベート DDNS は次の優位性を持ちます:
- キャッシュタイムゼロ: 変更は即座に反映され、DNS キャッシュの期限切れを待つ必要がありません。
- DNS 伝播の遅延なし: 更新が即座に利用可能で、DNS の伝播待機が不要です。
- ドメイン購入不要: 擬似ドメインでの接続が可能なため、ドメイン購入が不要です。
- プライバシー保護: プライベート DNS サービスに接続しているユーザーのみが DNS を解決できるため、プライバシーが確保されます。
クイックスタートガイド
- NullPrivate がデプロイされ動作していることを確認してください。
- win/ddns.ps1(Windows 用)または unix/ddns.sh(Unix 系システム用)スクリプト内の指示に従い、プライベート DDNS を構成してください。
オープンソースリポジトリ: https://github.com/NullPrivate/nullprivate-ddns